2008年09月27日

いきいき…働く子どもたち~熱砂の国ウズベキスタン(14)

ウズベキスタンでは、大勢の働くこどもたちと出会った。授業が終わると、バザールや商店で家業を手伝う。義務教育を終え、絨毯工房や木彫工房で働く子どもたちも。もちろん貧しさもあるだろう。しかし、こどもたちはとことん陽気だ。きらきら輝くつぶらな瞳で、子どもたちはどんな未来を見つめているのだろうか。


【写真】乾燥フルーツを売っていた少年。英語が分かった


【写真】ナッツ売り場のこどもたち。みんな働き者だ

サマルカンドで一番の規模を誇るシヤブ・バザール。
米や小麦、肉に野菜、そして果物。ありとあらゆる食料品が並んでいる。
午後2時を過ぎると、売り手の主役は子どもたちに変わる。
早朝から働いた親たちとバトンタッチするのだ。

「君は何歳なの?」。乾燥フルーツを売っていた、小柄な少年に英語で尋ねた。
「10歳だよ。これ、食べてみて」。
片言ながら、英語で答えが返ってきた。
少年が手渡してくれたのはアンズだった。

そのままガブリ。酸味とともに、野性的な甘みが広がる。
「おいしい」。英語で返すと、少年はニッコリ。
乾燥アンズは10個で100スム(約10円)。
値切りもせず、少年の言い値で購入した。


【写真】サンプルを見ながら黙々と絨毯を織る少女


【写真】幅1メートルを超えるものは2人が息を合わせて織り進む

世界遺産に指定されているブハラ旧市街。
あてもなく歩いていると、古びた絨毯工房が目に入った。
入り口そばの椅子に、おじいさんが腰をかけていた。
「入っていいかい」。身振り手振りで尋ねた。

おじいさんは、しわくちゃな顔一杯に微笑みを浮かべ、ドアを開けてくれた。
働いているのは若い女性ばかり。みんな10代のようだ。
突然の闖(ちん)入者に脇目もふらず、真剣な表情で織り機に向かっている。
多彩な色使い、模様は複雑だ。神経の集中を求められる作業だ。

小さいものは1人で、大きいものは2人並んで織り上げてゆく。
「サローム(こんにちは)。写真を撮りながら、ウズベク語で声を掛けた。
答えはない。集中を乱され、怒っているのだろうか。
反省と悔恨、苦い思い出になった。


【写真】雑貨屋の店番をしていた少年。お兄さんと一緒に記念撮影

ブハラ下町。小さな商店が、びっしり軒を連ねている。
駄菓子屋さんで店番をしていたのは、6~7歳くらいの男の子だ。
しきりに話しかけてくる。ウズベク語だ。
会話が成り立たないのが、なんとももどかしい。


【写真】 真剣にノミを振るう少年。白いキャップの容器が瞬間接着剤

首都タシケントの木彫工房。
少年4人が大きなテーブルに取り組んでいた。
見本も図面もない。
どうやって一つの作品に仕上げて行くのだろうか。

「失敗することはないの?」
絨毯工房での悔恨もどこ吹く風、意地悪な質問を投げかけた。
オレンジ色のTシャツを着た少年は、白いボトルを手に取った。
それは木工用の瞬間接着剤。つぶらな瞳がいたずらっぽく笑っていた。

☆ウズベキスタン、なるほど・ザ・クイズ~第14回☆

「青の都」サマルカンドの霊廟にいた動物です。さあ、この動物はなんでしょう。名推理、お待ちしています。

<第13回の回答>お布施を入れるボックスでした。


この記事へのコメント
ライオンですかね? なんか ふしぎ発見の 問題で見たような 気がします


上司様は 英語ベラベラなんですね凄い
Posted by メトロ at 2008年09月28日 12:21
海外のフルーツは召し上がることができるんですね。ふ・し・ぎ・
手織りの絨毯、ひょっとして、おうちに敷いてあるとか・・・。
大変な作業ですね。
Posted by トド at 2008年09月28日 14:42
☆メトロさんへ
いえいえ、片言の英語です。
情熱と度胸、身振り手振り、これで地球をめぐってきました。
ネイティブじゃない人たちの英語は聞き取りやすくてグッドです。

☆トドさんへ
いえいえ、少年の好意を無にしたくないので、おいしそうに食べました。
この少年、たぶん夜の食卓で「日本人が喜んでくれたよ」なんて、両親に話したかもしれません。
とんでもない。手織りの絨毯なんて、高くて買えません。
Posted by T上司T上司 at 2008年09月28日 15:08
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