2008年09月28日

大人たちも働きます~熱砂の国ウズベキスタン(15)


もちろん、おとなたちも働いている。真夏の気温45度。炎天下で汗だくになる人もいれば、冷房もない屋内で汗をかく人もいる。観光客を相手に、生活の糧を得る人たちもいる。


【写真】精巧な金属細工。見本など見ないで、黙々と掘り進んでいる

古都ブハラ。バザールの一角で金属細工に打ち込む若者がいた。
鋭い彫刻刃を操り、金属プレートに繊細な模様を刻んでゆく。
「1日に3枚仕上げるのがやっとだね」。手も休めず答えてくれた。
それでいて、売り値は1枚1万スム(約1000円)。余りに低い評価に歎息あるのみ。


【写真】素朴な釜でナンを焼くコルホーズの若い女性

サマルカンド郊外のコルホーズ(集団農場)。ちょうどお昼時、若い女性がナンを焼いていた。
日干し煉瓦で組み上げた素朴な釜。薪の熱が容赦なく襲ってくる。
噴き出す汗を拭いながら、焼きあがったナンを手渡してくれた。
「ラフマト(ありがとう)」。ウズベク語でお礼を言うと、黒い瞳が明るく輝いた。


【写真】 手作業で細々。モスクのタイルを補修する職人たち

日干し煉瓦の上に青いタイルを貼り付けたモスク。
サマルカンドが「青の都」とたたえられる由縁だ。
でも間近でみると、タイルはぼろぼろ剥げ落ちている。
修復は手作業で細々。世界遺産を守る苦労を思い知らされた。


【写真】ブハラ旧市街のアルク城。王様の衣装をまとったウズベク人

1991年、旧ソ連から独立を果たしたウズベキスタン。
文明の十字路と呼ばれ、壮麗なモスクなど世界遺産も多い。
ヨーロッパを筆頭に、観光客は増えつつある。
そこで、観光客をターゲットにした商売も繁盛している。

ブハラ旧市街、壮大なスケールのアルク城。
王様・王女様の衣装をまとって、はいポーズ。
カメラは観光客のもの。元手入らず、2000スム(約200円)のもうけ。
なんとも楽な商売もあったものだ。


【写真】自作の伝統楽器を演奏する。有名な奏者らしい

バザールの民族楽器店には、1人3役のスーパーおじちゃんがいた。
自ら楽器を作り、自ら販売し、自ら演奏する。
プーチン・ロシア大統領に演奏を披露したことが自慢。
写真が大きく載ったロシア文字の新聞を、大事そうに見せてくれた。


【写真】カラフルな民族衣装で、さまざまな舞を披露する女性たち


【写真】小顔で長身、すらりとしたロシア系ファッションモデル

ブハラ、夜のお楽しみはディナーショーだ。
ステージは古い修道院の中庭。昼間の炎熱地獄がうそのような、涼風が吹き渡る。
民族舞踊とファッションショーの二本立て。
ユニークな構成だ。

食事とドリンクがついて一人2万スム(2000円)の豪華版。
貨幣価値を考えると、実質1万円くらいにはなりそう。
エキゾチックな顔立ちのウズベク系の踊り子さん。
すらり長身のロシア系ファッションモデル。

食事を終えて外に出ると、普段着に着替えたモデルたちがたむろしていた。
もちろん、すぐに話しかけた。彼女たちは、ほとんどが大学生。
学資稼ぎでモデルをしているという。
月光に映える白い肌、魅惑的な青い瞳。満たされた夏の夜だった。

☆ウズベキスタン、なるほど・ザ・クイズ~第15回☆

ブハラの世界遺産アルク城に、こんなモノがありました。直径5~15センチの球体。さあ、これは何でしょう。

<第14回の回答>ライオンのように見えて、実はライオン。ひねりも工夫もない出題でした。反省。

T上司ランチ漫遊もヨロシク!!


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